うかべん番外編

前日の約束通りの駅に降りた僕は時計を確認する。
約束の時間はすでに10分過ぎており、僕はid:NE_Asuka明日香さんに連絡を取る。
どうやらメンバーはすでに部屋に集まっているらしい。
急ぎ足で案内どおりに進んだ先にあったのはとあるアパート。
騒げば隣の部屋にまで音が響いてしまうだろう。
僕が呼び出された部屋を訪れ呼び鈴を押すと明日香さんが出迎えてくれた。
後ろで聞こえる閉じられるドアの音。おそらくこの部屋を出入りできる唯一の場所…それが閉じられた事で
ここは完全な密室になってしまった。
僕は短い廊下を奥へ進み、一つの部屋にたどり着く。
すでに部屋には二人の男性。2人は遅れた自分に笑顔で返してくれた。
しかし、部屋は電気も消されカーテンも締め切られており薄暗い状態…。
この2人は先ほどまで何をしていたのだろうか?2人の手に持たれたモノに興味をそそられた。
しかしよく見ると、床には怪しい機械が…おそらくそれと同類の機械が入ってるであろう使い古されたバッグ。
……時間が流れる。男4人が一つの部屋に集まる…異様な空気。
しばらくし、明日香さんが床に置かれた機械を手に取りこう言った。
「さぁ…ゆっくりとイこうか。」
――どこへ?
そう聞く前に3人はそれぞれのモノを手に取り動きだし………